パニック障害のセルフチェックをしてみよう

ここ最近では、パニック障害という言葉をよく耳にするようになりました。自分がその一人だ、自分の周りにいる、という人も多いでしょう。芸能人によるカミングアウトも多く、マスコミでも取り上げられる事が増えた事によって、この病気が理解してもらいやすくなったのも一つの理由でしょう。

自分はパニック障害なのではないかと思いながらも、心療内科、精神科というと、そこまで大きな事でもないなと見過ごしてしまっている人もいるでしょう。そんな人は、インターネットでセルフチェックをする事が出来ます

セルフチェックの内容

セルフチェックの内容を簡単に説明すると「仕事や人間関係でストレスを感じる」「最近あまりよく眠れない」「動悸や息切れがする」「めまいやふらつきがする」「突然不安に襲われる事がある」「気がおかしくなるのではないかと思う時がある」などがあります。これはセルフチェックの一部です。

このようなセルフチェックで病院に行く前に自分の症状を確認する事が出来るので、活用して下さい。パニック障害なのではないかと思っていても、それが対人恐怖症であったり強迫性障害であったり、不安神経症、うつ病かもしれません。

内科を受診しても「過労」という判断で終わってしまう人も少なくありません。セルフチェックはあくまでも目安に過ぎないので、セルフチェックで当てはまる点があり気になる場合、心療内科や精神科を受診して下さい。心の病気はしらないふりをしていると、重症化してしまう事があります。どの病気もそうですが、早期発見・早期治療が大事なポイントになってくるのです。

パニック障害の診断方法

パニック障害は一般の病気のように、レントゲンや血液検査で分かるものではありません。症状が発症していないときに診察を受けるため、精神科において問診を行い、医師が判断していきますが、DSM-5(パニック症、パニック障害診断基準)などの診断基準を利用してより正確に診断していきます。他にも自分一人でもできるマークシート式のSTAI(状態、特性不安検査)や、患者にこの検査表をもとに質問していく心理検査PDSS(パニック障害重傷度評価尺度)などを使用することもあります。

問診では、生活習慣に乱れがないか。アルコール、カフェイン、喫煙、ダイエット、偏食などに問題がないかなども探っていきます。そして生活背景として精神的なストレスがないか、幼児期のいじめや虐待などはなかったか、親の死や別離などいろいろなストレスを探っていくことも。またいろいろ話していくうちに、その人の性格や考え方がパニック障害に関係しているかなど探っていきます。不安を抱きやすい性格、心配性、臆病、神経質などもチェックしていくことに。

また遺伝は多少ある程度と言われていますが、性格的な遺伝もパニック障害に影響することもあるため、家族などに精神疾患やパニック障害の人がいるかなども聞いていきます。また精神病だけでなく今までにかかったことのある疾患や、現在かかっている疾患や服用している薬などについても、パニック障害に関係していないか問診していくのです。

パニック障害の診断基準dsm

パニック障害の診断は精神科で行われますが、問診によってその人の症状や環境など原因を探っていくことも行われます。しかしその他にもパニック障害の診断基準dsmといわれている診断基準を利用していくことになります。正式には「DSM-Wパニック症/パニック障害診断基準」と言われています。本人がパニック障害だと感じても、実は何かの病気によるものだったりストレスによるものだったり、実はパニック障害ではなかったという場合もあるのです。このような診断基準があると誤診を避けることができ、患者本人への納得にもつながります。

「DSM-Wパニック症/パニック障害診断基準」の内容は、予期しないで起こるパニックの発作があり、そのときに強い恐怖や不快感が数分以内でそれが最高潮に高まる人で、(1)〜(13)までの項目の中から4つ以上当てはまるというものです。13項目は「(1)動悸、心悸亢進、心拍数の増加(2)発汗(3)身震いまたは震え(4)息切れ感または息苦しさ(5)窒息感(6)胸痛または胸部不快感(7)嘔気または腹部不快感(8)めまい感、ふらつく感じ、頭が軽くなる感じ、気が遠くなる感じ(9)寒気または熱感(10)異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)(11)現実感消失または離人感(自分自身から離脱している)(12)抑制力を失うまたは、どうかなってしまうことに対する恐怖(13)死ぬことに対する恐怖)」となっているので患者がチェックします。

次に、発作が起きたらどうしようという不安や、起きないような行動を1カ月以上続いている場合。そして病気や薬などの影響ではない場合。また他の精神疾患とは考えられない場合。これがすべて当てはまればパニック障害だというラインとして利用されるものです。他にも自分一人でチェックできるマークシート式のSTAI(状態、特性不安検査)や、患者にこの検査表をもとに質問していく心理検査PDSS(パニック障害重傷度評価尺度)、PAS(パニック・広場恐怖尺度)などを使用することもあります。

パニック障害の無料症状チェック

パニック障害に自分がなっていることやその初期の可能性がある場合、悪化する前にそれなりの対処が必要になります。そのためにもまず自分がパニック障害なのかということを、症状からチェックしてみましょう。無料で簡単にできるものもあるので、是非心当りがある人はどうぞ。

パニック障害のチェックシートを記入してネットで送ることでチェックしてもらえるところもたくさんあります。無料でないところもあるので注意して送るようにしましょう。またネットでチェックをしてそれを印刷して郵送することでチェックしてもらうこともできますが、これも無料と有料があるので注意しましょう。

ここでは簡単に自分ですぐにチェックできるチェックシートをご用意しました。1番は当てはまるものにチェックした数、2番以降はイエスの数で調べることができます。

1、発作の症状チェック
○動悸、心拍数の増加
○発汗
○震え
○息切れ、息苦しさ
○窒息感
○胸の痛み、不快感
○吐き気
○めまい
○寒気、熱
○麻痺や宙を浮く感じ
○死への恐怖
○不安感

2、1の症状が4つ以上あったか……はい・いいえ
3、今後の発作が不安だ……はい・いいえ
4、発作を起りにくいようにしていると生活に支障がある……はい・いいえ
5、電車や映画館など狭いところは苦手……はい・いいえ

1番のチェック数と2〜5番の「はい」の数が6点以上ならパニック障害は極めて高い可能性があります。4点以上はパニック障害の軽度の可能性が考えられますが、2点以下ならほとんど心配ありません

パニック障害の軽度の可能性がある場合は、まずしっかり休暇を取るなりしてリラックスさせることが必要です。いろいろなストレスが要因になっている可能性が高いので、まずひどくならないように体と心を休めるようにしましょう。それでもまた同じように発作などが出るなら、専門医で相談をするのもおすすめです。あまり悪化すると、改善がとても難しくなるので早期改善が大切になります

パニック障害の無料診断

パニック障害なのか、それとも違うのか、はっきりするのはもちろん医師の診察になります。しかしその診察を受ける前に、自分が本当にパニック障害の可能性が高いのかということを無料診断で調べるといいのではないでしょうか。

ネットではパニック障害の無料診断や、診断のためのチェックシートなどを知ることができます。サイトによっては自分のチェックしたものを送信して、結果を無料で診断してもらうものもあります。しかし、自分でもチェックできるので、あまりネット上でのやり取りは避けた方がいいのではないでしょうか。

どちらにしても可能性が高ければ専門医の診察を受けて、きちんとした診断を受けることになります。自分で診断をして終わりということではないので、とりあえず自分で簡単にチェックをしてみましょう。チェックリストはパニック障害の臨床現場で国際的診断基準というものが使われています。医師もそれを利用して診断するわけですが、医師の場合はそのチェックだけでなく他の疾患の併発などもしっかり診断します

私たちが手軽にチェックすることができるチェックシートは、医師が使うチェックリストなので信頼度は高いものとなります。とても簡単なチェックなので自分でチェックして、もしひっかかるようならすぐに専門医の診断をおすすめします。パニック障害は少しでも早く治療を始めることで早く改善できるとのこと。発作の恐怖も回数が多くなればなるほど、恐怖心や不安感も深いものになってしまいます。少しでも発作の恐怖心は浅い方が次の発作が出にくくなるのです。そのためにも早く治療を始めるためにもチェックリストを利用しましょう。

またパニック障害には鬱病や鬱状態を併発していることもあります。それらが重なっていると、どちらも刺激をしあってしまいます。そこで専門医の診断によってその辺もはっきりするので、そうなれば薬物治療の薬物も変わってきます。その人に適切な薬物治療をすることも、パニック障害の改善にはとても大切なことになるのです。そういう意味では素人判断ではなく、専門医の診断を早く受けるようにしましょう。

パニック障害の診断テスト

パニック障害やパニック発作の診断テストは医師の診断でも必ず使われるとのこと。パニック障害の臨床現場では、パニック障害テストとパニック発作テストの2つが国際的診断基準に基づき存在しており、それを使った診断がされています。もちろんわたしたちもそれを知ることも容易にできます。

ただし、それでテストを行っても、おおよそパニック障害やパニック発作ということは分かりますが、他の詳しいことは素人のわたしたちでは分かりません。しかし、この結果によって専門医に早く診断をしてもらう必要があるかどうかということがはっきりするのではないでしょうか。

さてここではパニック発作ではなく、パニック障害の診断テストの内容をご紹介しましょう。まず一度発作を起こしてから1カ月間以上、A〜Cの気持になっていたかというテストがあります。Aはもっと発作が起きるのではないかと予期不安をもっていた。Bはコントロールを失うのではないか、死んでしまうのではないか、気が狂うのではないかという恐怖が消えない。Cは仕事を辞めたり、休んだり、運動をしなくなった。これらの中のすべてが当てはまるでしょうか。またその発作は他の病気や車酔い、または他の精神疾患のものによる物でない場合であるということですが、この辺は素人ではちょっと分からないところです。

そしてこの条件に当てはまる人で、広場恐怖を持っている人はより確実にパニック障害と確認されるとのこと。広場恐怖ではAからCのすべて当てはまるかをチェックします。Aはパニック発作が起きるときに助けが得られない状況にいることがとても不安である。そして家の中に1人でいるときや混雑の中にいるとき、また列に並んでいるときや橋の上にいること、バスや電車、車などで移動中に助けがいない恐怖をとても感じる。

Bはいつもそういう状況が回避されているか、とても苦痛を得ながら堪え忍んでいるか、同伴者を伴う必要がある。Cはこれらが他の疾患によるものや、乗り物酔いによるものや、他の精神疾患によるものでないことが明らかである。これらに該当する人はパニック障害チェックではパニック障害の可能性が高いと言えそうです。

パニック障害の無料でできるチェック診断

パニック障害というと、最近までなかなかパニック障害が病気とは認められない時代が長くありました。やっとパニック障害が病気であると認められた今現在、自分でもパニック障害かどうかチェックすることも大切ではないでしょうか。そのため、チェックリストやチェック表が無料でネットなどでも公開されています。そんなチェックシートのご紹介をしましょう。

特に女性の方が多いと言われていますが、大体100人に1人はパニック障害にかかっていると言われています。つまり大型バス2台の中には必ず1人はいるという計算になるということです。パニック障害の原因はなかなか難しく、遺伝の組み合わせとストレスなどが大きく関係していると言われています。

さて、チェックシートについてご紹介しましょう。アメリカで考えられた基準によるものですが、これから挙げる症状のうち4つ以上当てはまればパニック障害と疑ってみる必要があるのではないでしょうか。

○急に胸がドキドキし、脈が高まることがある。
○手の平や全身に汗をかくことが多い。
○手足、または全身震えがくることがある。
○息切れや、息苦しさを感じ留ことがある。
○窒息しそうだったり喉が詰ってしまう感じがある。
○胸の圧迫感や不快感などがある。
○吐き気やお腹の辺りが不快感がある。
○めまい、ふらつき、意識が遠のくような気持になる。
○現実に足が地についていないような、現実感が薄まるようなイメージがある。
○自分の感情を制することができなかったり、ノイローゼのように感情が強く揺れることがあります。
○死んでしまうのではないかという恐怖に襲われることがある。
○体の一部が痒かったり、うずいたり、虫が這うようなイメージがある。
○火照ったりするわりに、体の芯は冷たかったりと体の体温調整がおかしいと感じる。

もしこのチェックシートで自分もパニック障害の疑いがあると感じたら、早めに病院に相談するようにしましょう。早期発見によって早く改善すると言われています。また今以上に症状が進まないようにしたいものです。

パニック障害の無料でできるチェックについて

パニック障害の場合、無料でも気軽にアメリカで考えられた診断基準(DSM-IV)など信頼できるチェックが出来ます。これらのチェック項目の○○以上の数ならばパニック障害の疑いがあると判断できるわけですが、パニック障害の大きな特徴は「強い恐怖」や「強い不安」から来ます。

チェック項目の中にはパニック障害特有の症状だけが掲載されている訳ではありませんので単純に症状の数だけでは判断できない部分もあります。また、掲載されているパニック障害の症状もそのなかのごく一部なのです。さらに深刻度まではそれらのチェックでは分からないので、あくまでパニック障害かもしれないという判断材料の一つにしかすぎません。

パニック障害にも様々なタイプがありますので、強い恐怖や強い不安を持っていて一つでも症状が当てはまったのならしっかりと精神科など専門家の医師に相談するべきだと思います。チェックした結果、パニック障害ではないと判断された場合でもパニック障害かもしれません。早期に治療することで深刻化しないで済むことを考えれば、チェックリストだけに頼らない事も重要です。


パニック障害克服の具体的な方法とは?